trialog Partnered with Sony
Partnered with Sony

VOL.11
SUSTAINABILITY


社会のウェルネス


Session 1
中村崇之×山ノ井俊×佐久間裕美子
Session 2
梶川三枝×キアレン・メイヤーズ×水口哲也
Session 3
トーマス・エルマコラ×柳平大樹×若林恵

THEME
トーク・テーマ

trialog vol.11のテーマは「SUSTAINABILITY|社会のウェルネス」。今回のtrialogでは、気候変動や環境汚染などの社会問題が取り上げられるにつれ、頻繁に耳にするようになった「サステナビリティ」を、より広義な意味で捉え直し、社会の健康や幸福のために、様々な取り組みを行うクリエイターや起業家らが議論を交わす。クロージング・パフォーマンスでは、UKジャズシーンで注目を集める、アラバスター・デプルームのインタビューとパフォーマンスを公開。視聴者の皆さんにとって、それぞれの視点から「サステナビリティ」を捉え直すと共に、最前線で繰り広げられるリアルな実践を発見する貴重な機会になるだろう。


SESSION 1

Wear Your Values|「価値観」を着よう

衣服の大量廃棄や生産過程での環境負荷などの問題がファッション業界の重大な課題として認知され始めたことで、私たちの「着る」という行為の意味も徐々に変化が生じている。「早く、安く」トレンドを消費する「ファストファッション」から、個人の価値観を表現するツールとして「着る」という行為が注目を集めているのだ。SESSION1では、サステナビリティへの取り組みの最前線を走る面々として、サーキュラーエコノミーを実現するブランド「BRING™」の中村崇之、サステナブルな新素材「トリポーラス」の事業開発を手掛ける、山ノ井俊が登壇。アメリカで広がる消費を通したアクティビズムの動きを、新著「Weの市民革命」で伝えた佐久間裕美子とともに、ファッション業界によるサステナビリティへの取り組みや、「着る」という行為の意味がどのように変化しつつあるのかを議論する。

中村崇之|TAKAYUKI NAKAMURA

日本環境設計株式会社営業業務部プロダクトマーケティング課 課長。日本環境設計の自社ブランド「BRING™」のディレクターとして、商品の企画開発のほか、コラボレーション企画の立案も手掛ける。また、アートディレクションを始め、「BRING™」のトータルプロデュースを行う。2007 Ars Electronica, Next Idea Honorary mention 受賞。

山ノ井俊|SHUN YAMANOI

ソニー株式会社 知的財産センター知的財産インキュベーション部事業開発マネジャー。2009年にソニー(株)へ入社、先端マテリアル研究所に配属。リチウムイオン電池やトリポーラスを含めた材料・デバイス系の研究開発に従事。2015年より知的財産センターにて、知財を活かした事業開発の一環としてトリポーラスの事業開発を担当。オープンイノベーションにより、アパレル分野や化粧品分野などでトリポーラスを配合した商品の製品化を実現。

佐久間裕美子|YUMIKO SAKUMA

文筆家。慶應義塾大学卒業、イェール大学修士課程修了。1996年に渡米し、1998年からニューヨーク在住。出版社、通信社などを経て2003年に独立。 カルチャー、ファッション、政治、社会問題など幅広いジャンルで、インタビュー 記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に『Weの市民革命』(朝日出版社)『真面目にマリファナの話をしよう』(文藝春秋)、『My Little New York Times』(Numabooks)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、『ヒップな生活革命』(朝日出版社)。


SESSION 2

Culture and Social Change|文化と社会変革

SESSION 2では、ソーシャルチェンジのために、「文化」というプラットフォームが持つ可能性・影響力について話し合う。文化セクターに属する企業やプロジェクトは、社会変革のためにどのような役割を果たしうるのだろうか。ゲームを通して、サステナブルな社会を実現すべく、ソニー・インタラクティブエンタテインメントで、様々なプロジェクトを行う、キアレン・メイヤーズや、「スポーツのチカラをよりよい社会づくりに役立てる」をミッションに掲げ、「Sport For Smile」を運営する梶川三枝らが登壇し、気鋭のゲームクリエイター ・水口哲也とともに、「文化」は、社会変革のレバレッジとしてどのように活かされるのかを、それぞれの立場から議論する。

梶川三枝|MIE KAJIKAWA

「スポーツの力で社会を変える」日本初のプラットフォームSport For Smile 代表。オハイオ大学大学院スポーツ経営学科留学中に日本人女性初のNBAビジネスインターンとして採用され、帰国後東京五輪招致委員会勤務、2010年スポーツの社会的責任活動支援事業で起業。国連や世界銀行、NBAやFIFAパートナーとも連携、また気候変動・環境問題に対してSFS Planet League を立ち上げ。

キアレン・メイヤーズ|Dr. KIEREN MAYERS

ソニー・インタラクティブエンタテインメント 環境・技術コンプライアンス 責任者 。2000年からソニーに在籍し、環境やサステナビリティに関する課題解決に従事。 2003より現SIEに参画。世界でも最大規模の成功を収めているリサイクル・スキームの構築や、欧州委員会と共にゲーム機のエネルギー効率に関する自主協定の実施、また2019年の国連気候行動サミットでは「Playing for the Planet Alliance(プレイング・フォー・ザ・プラネット・アライアンス)」の立ち上げに参加。 環境技術の工学博士号を持ち、インシアード大学にて客員企業家としてサステナブル事業を先導し、当分野において影響力のある学術研究を積極的に実施、発表している。

水口哲也|TETSUYA MIZUGUCHI

Enhance代表/シナスタジアラボ主宰。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(Keio Media Design)特任教授。シナスタジア(共感覚)体験の拡張を目指し、研究・創作を続けている。ビデオゲーム作品 「Rez」(2001)、「Lumines」(2004)、「Child of Eden」(2010)、「Rez Infinite」(2016)、 「Tetris Effect」(2018)などを始め、音楽を光と振動で全身に拡張する「シナスタジア・スーツ」(2016)、共感覚体験装置「シナスタジア X1–2.44」(2019)など、作品多数。
Enhance: https://enhance-experience.com/
シナスタジアラボ: https://synesthesialab.com/


SESSION 3

Open Innovation|オープンイノベーション

ビジネスセクター、パブリックセクターの垣根を超えて、今、大きな注目を集めるオープンイノベーション。幅広い関係者を巻き込んで行われるイノベーション手法として一般的には認知されているが、その実態や本質は正確には捉えられていないだろう。SESSION 3では、広義な意味でのサステナブルな社会の実現のために、世界各地でオープンイノベーションの実践を重ねるイノベーターが集結。市民によって都市環境を改善する協調的アプローチ「オープンソース・アーバニズム」のパイオニアである、トーマス・エルマコラ、エネルギーのオープンイノベーションプロジェクト「OESプロジェクト」を手掛ける、ソニーコンピュータサイエンス研究所の柳平大樹が、trialog代表の若林恵と、世界各地で起こるオープンイノベーションの真価に迫る。

トーマス・エルマコラ|Thomas Ermacora

シティ・フューチャリスト / インパクト投資家 / オープン・イノベーション・シンカー。これまで、参加型のプロセスを通じて都市や地域の自己組織化の方法を再定義する数々のインパクトプロジェクトや実験を開拓しており、タクティカル・アーバニズムの非営利団体「Clear Village」、カルチュアル・インキュベーター「Limewharf Studios」などを立ち上げ、様々な都市だけでなく、G7、Xprize、クリントン・グローバル・イニシアティブ(都市のメンタルヘルスのためのプラットフォーム「Cities Rise」の立ち上げを支援)、世界経済フォーラム、欧州委員会などの組織に対してもコンサルティングを行ってきた。他にも、MITの難民教育プラットフォーム、バチカンのラストマイル・テクノロジー・インキュベーターを共同設立し、多くのスタートアップをサポートしている。最近では、ロンドンデザインミュージアムの「Moving to Mars」展のゲストキュレーターを務め、高い評価を得ている。著書に『Recoded City: Co-Creating Urban Futures(Routledge・2016)』

柳平大樹|DAIKI YANAGIDAIRA

ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチエンジニア。
2005年ソニー入社後、VAIO PCやPlayStation®Vitaなど数々の製品設計に携わり、特にバッテリを中心とした電源・電力システムの開発に従事する。2014年より、現職。「電力も一つのメディアである」と捉え、各個人が自由かつ自律分散的に生産・消費・交換・共有できる仕組みと、これまで培ってきた電源技術・充放電制御技術を融合させた電力システムをオープンエネルギーシステム(OES)という形で世の中に実現すべく活動している。2020年には、その中核モジュールである電力融通ソフトウェアをOESプロジェクトからオープンソース化。

若林恵 | KEI WAKABAYASHI

1971年生まれ。編集者。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。


AFTER HOURS
(Closing Performance) 

アラバスター・デプルーム|Alabaster Deplume

UKのマルチ器楽奏者。マンチェスターで音楽活動を始め、2015年にロンドンに移り、ロンドンジャズシーンの興隆に大きな役割を果たしてきたスタジオとライブスペース(現在は閉鎖)「Total Refreshment Centre」を根城に「Alabaster Deplume」名義で活動を展開する。2020年にシカゴの先鋭的ジャズレーベル〈International Anthem〉より、「To Cy & Lee」をリリースし、サイケデリックフォークとフリージャズとアンビエントミュージックとが交錯する摩訶不思議な国際的な注目を集め、Bon Iverが音源をサンプリングしたことで更に評価を集めた。2020年末には電子音楽家Danalogueとのコラボ作「I was not sleeping」を発表、最新作「Gold」は本年リリース予定。
https://alabasterdeplume.bandcamp.com

「ロンドン在住のサックス奏者で作曲家のアラバスター・デプルームは昨年、学習障害のある2人の友人の心を穏やかにするために奏でた優しく心地よい音楽を発表した。近しい友の記憶や気持ちを想像し、慮りながら書かれた音楽は実に素朴でシンプルで無国籍でタイムレスだ。研ぎ澄まされたり、削ぎ落されたというよりは、そこにあった核心をまっすぐ選び取ったような実直な楽曲からは、表現や作品というよりは、もっと切実で、同時に極めて私的だからこその美しさが聴こえてくる。たった3人=最小限の単位のコミュニティのために作った音楽。そこにはこれからの音楽のあり方を考えるための様々なヒントが含まれている」柳樂光隆(音楽評論家)


INFORMATION
開催概要

日時2021年2月27日(土)13:00-17:15
タイムテーブル
13:00-13:10ご挨拶
13:10-14:10トークセッション1:
Wear Your Values|「価値観」を着よう
〔中村崇之×山ノ井俊×佐久間裕美子〕
14:10-14:20休憩
14:20-15:20トークセッション2:
Culture and Social Change|文化と社会変革
〔梶川三枝×キアレン・メイヤーズ×水口哲也〕
15:20-15:30休憩
15:30-16:30トークセッション3:
Open Innovation|オープンイノベーション
〔トーマス・エルマコラ×柳平大樹×若林恵〕
16:30-16:35休憩
16:35-16:45ラップアップセッション
16:45-17:25After Hours (Closing Performance) Guest:アラバスター・デプルーム
17:25終了
※タイムテーブルは変更される可能性がございます。あらかじめご了承ください。
イベント開催方式オンライン開催
視聴方法Twitter上のSony-Stories アカウントおよびtrialog公式アカウントからイベントのライブ配信が視聴できます。
Sony-Stories公式Twitterアカウント:@storiesbySonyJP
trialog公式Twitterアカウント:@trialog_project
参加費無料
主催trialog project事務局
パートナーソニー株式会社

WHAT’S “trialog”?

trialogとは、実験的な対話のプラットフォームです。

世の中を分断する「二項対立」から、未来をつくる「三者対話」へ。
trialogは異なる立場の三者が意見を交わす空間をつくり、
「ほんとうに欲しい未来はなにか?」を考えます。

代表を務めるのはblkswn コンテンツ・ディレクターの若林恵。
さらに、ゲームデザイナー/クリエイターの水口哲也が
共同企画者として参加します。ソニーのサポートのもと、
ジャンルや国境を超えた多彩なゲストを迎え入れたイベントを開催し、
対話のためのコミュニティ形成を目指してゆきます。