環境省は、2021年12月22日、第3回日中海洋ゴミ協力専門家対話プラットフォーム会議及び第3回日中海洋ゴミワークショップをオンライン開催しました。会議には、MOEJと中国生態環境部、両国の大学・自治体・研究機関等の専門家が参加しました。
会議では、モニタリング手法の調和、データの共有、海に排出されるフラックスや海ごみの生態影響に関する研究、政府による適切な廃棄物管理を含む包括的な取り組みについて議論されました。両国は、これらの分野で協力することに合意しました。
- 開催背景
今回の会合は、2016年12月に開催された第6回日中海洋問題ハイレベル協議の合意に基づき開催され、二国間協力の推進を目的として、「海洋ごみに関する日中専門家対話プラットフォーム会合」と「日中海洋ごみワークショップ」を開催することに合意した。2017年3月に「第1回日中海洋ゴミに関する専門家対話プラットフォーム会合」、2017年11月に「第1回日中海洋ゴミワークショップ」を開催し、2020年3月に第2回会合及びワークショップを開催しました。
今回は、2021年2月の第12回日中海洋問題ハイレベル協議の合意に基づき、協議を実施した。
- 開催日時
2021年12月22日午後2時~午後6時30分
- 開催場所
東京、中国(オンライン)
- 主催者
環境省、日本
中国生態環境部
- 参加者
日本 日本:環境省、地方自治体、大学・研究機関の海事関係専門家
中国 中国:生態環境部、地方政府、大学・研究機関の海事関係専門家
- 主な成果
両国は以下の内容について意見交換を行い、合意した。
(1)両国が独自に実施している海ごみ・マイクロプラスチックのモニタリング、海域に排出されるフラックスや海ごみの生態影響に関する調査結果を紹介し、意見交換を実施した。
(2) また、両国の海ごみ対策、国内政策の概要と実施状況、自治体の取り組みについて意見交換を行い、相互理解を深めた。
(3) 両国は、今回のような情報共有や意見交換の機会の有効性を共有し、引き続き協力していくことに合意した。
(4) 第4回会合は、来年末から再来年の第2四半期頃に開催される予定である。